やまゆり園:うちの子も障害者なんだ~あるお父さんの気持ち
ウチのあ~さんは場面緘黙
自分が
自分でいられる場所は家の中だけだ
中学あたりまで無言
一番ひどいは小学校時代
よく耐えて頑張ったと思う6年間、
卒業式で舞台に上がり証書をもらう
その時、将来の希望を皆の前で言う
授業中
どうしても発言しなければいけない時は小さい声で言う
自分から、話しかけ交流しようもする事なく
来るもの拒まず去る者追わず的な精神
孤高の人
高校じゃ
特定の友達がいたようだ、いたといっても相手の押しで一緒にいるような…
学園祭に行った時、そう感じた
あ~さん、まんざらでもない仲良しな様子
子がボッチで廊下を歩いているのよりは
何となく安心する
それまでの学校生活、特に普通小学校じゃ
毎日、ひとりボッチ
それに比べりゃ…中学、高校は精神的楽だったんじゃないかなぁ
皆、個性的
障害をなにかしら持っていたし。
就労する事を考え
電車やバス、乗り継ぎとか、
電車で遅延した時の学校に提出する遅延証明書を貰ったり定期の買い方ーーー等々
の勉強してほしかった
就労先にもよる
歩いて行ける所ばかりじゃない
公共の乗り物を使うかもしれない
だから、
学生の時はいくら失敗しても平気だけど
働くようになったらだらしない事はダメだ
学生のうちに身に付けないといけない。
この人が
ひとりになっても生きていけるように…と。
緘黙は
以前よりは改善されているとは思うが
緘黙プラス知的がある
ひょっとして自閉もあるかも……だとしても驚きはしない
寧ろ好都合 だって、次回の障害年金の書類を出す為、
障害の上乗せができれば将来のあ~さんに役立つ
普通の親なら
障害が見つかったらどん底だろう、喜ぶ親なんてどこにもいない
あたしはどーしょもない親だ、
生きるのにはお金がいる
あたしは先に死んじまうーーーできることなら一緒に…けどそうはいかない
その最期は想像がつかない
置いていけない けど、嗚呼…
心配で仕方ない
だから、だから
あのやまゆり園の事件で
ある障害者の親御さんが綴った文が心にしみる
泣けてくる
『 私は、思うのです。
長男が、もし障害をもっていなければ。
あなたはもっと、普通の生活を送れていたかもしれないと。
私は、考えてしまうのです。
長男が、もし障害をもっていなければ。
私たちはもっと楽に暮らしていけたかもしれないと。
何度も夢を見ました。
「お父さん、朝だよ、起きてよ」
長男が私を揺り起こしに来るのです。
「ほら、障害なんてなかったろ。心配しすぎなんだよ」
夢の中で、私は妻に話しかけます。
そして目が覚めると、
いつもの通りの朝なのです。
言葉のしゃべれない長男が、騒いでいます。
何と言っているのか、私には分かりません。
ああ。
またこんな夢を見てしまった。
ああ。
ごめんね。
幼い次男は、「お兄ちゃんはしゃべれないんだよ」と言います。
いずれ「お前の兄ちゃんは馬鹿だ」と言われ、泣くんだろう。
想像すると、
私は朝食が喉を通らなくなります。
※(続く)~割愛
』
痛いほどよくわかる、、、。
それでも
生きていかないと。
一見普通みたいだけどよく見たら
あ~さんを変な子だと思うに違いない
話し掛けても喋らない
無表情 笑わない
暗い
緘動ーーー
障害がないなら
ごくありふれた生活
泣いたり怒ったり笑っての人生が送れるだろう
現実は程遠い
どんなに願ってみたところ障害が治るわけじゃない
ーーー道行く人達の話し声や笑い合ったり
あんなに小さい子だって声出して
ちゃんとお母さんと会話してるーーー
普通って何さ?っていうけど普通でいいんだけど。
けど、
あ~さんの普通はあ~さんが決めるんだよね、